忙しい人でも読める人的資源管理のススメ

こんにちは、まこるです。

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皆さんは、人的資源管理という言葉を聞いたことがありますか?簡単に言えば、これは経営資源の中で、ヒト、モノ、カネという三つの大事な資源があるのですが、そのうちのヒトの活用の仕方を考えていく分野であります。

僕は大学で人的資源管理というものを専攻しているのですが、ある人に人的資源管理について尋ねられたので、そのことを紹介するためにもブログにまとめておこうというのが今回の記事の目的である。

 

せっかくなので、忙しい人でも簡単に読めるよういくつかのステップ分けて今回は紹介する。

 

ではいつものように目次である。

1 人的資源管理って何??概要を教えて!

2 具体的にどのような分野で応用されているの?

3 人的資源管理の分野を知っていることでどのようなことが達成できるの??

 

今回は、この3つのステップでこの分野を深めていく。もし気になることがあれば、コメントやメールなどで気軽に尋ねて下さい!

 

1 人的資源管理って何??概要を教えて!

人的資源管理とは、英語では" Human Resource Management "と言われるが、マネジメント用語集によると

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との事だ。

もっと噛み砕いて説明すると。

 

会社や団体などの組織が、健全に活動するために、人という資源を集め、適切な場所に配置し、適切な報酬を設定し、その人にとって活躍しやすい環境を作り、その人の成長につながる教育や研修を提供するというのがこの分野の研究内容だ。

一つのサークルを思い浮かべてみよう。例えば、イベント運営をするサークルだ。このサークルのビジョンがイベントの成功だった場合、そのイベントの成功のために必要な人材を採用し、その人が活躍できる環境や職務設計を行う。そのために、その人が何を求めてこのサークルに参加して、何をやりたいのかを詳しく聞いていく。そしてそれにあった部門や職務を与えてあげる。その人にとって少し難しいくらいの目標をあげ、その達成のために進捗状況を確認し、必要な情報を提供してあげる。サークルに例えるとこのような感じになるだろう。

 

2 具体的にはどのような分野に応用されているの?

企業で考えるとわかりやすいのだが、具体的には人事部門で活用されている考え方である。この部門の大事なことは、優秀な人材の採用と、適切な目標作り、環境づくりである。この分野の秀でた人に求められる能力は、ストレングスファインダーでいう"個別化"の力である。この能力とは、個人個人に合わせた対応ができる能力である。物事を一般化するのではなく、個別化することを大事にしている。また、人間観察能力に長けその人の人生におけるその人だけのストーリを理解しようとしている。これが、人事部と言われる部門の人に求められている能力であり、それがあれば、人的資源管理の知見を様々な部門に応用することができる。

僕のゼミで求められていた条件は一つだけで、『人を本当に大切だと思える人』というのが条件であった。この言葉は人的資源管理の根本の大切なことを表していると思う。

 

3 この分野を知っていることで何が達成できるの?

この分野を知っていることで何が達成できるかというと、簡単に言えば、組織の人を健全に保つことができるということである。成果が上がっている組織でも、その中の人が疲弊し、潰れてしまうことは少なくない。それは、適切な職務設計と、モチベーション管理、労働条件などがおかしくなっていることが原因だ。しかし、人は、組織にとって代替可能な部品ではなく、その人たちがいることで組織が成り立っている。その人を大切にできない組織は、継続して経営していくことはできない。

逆に、組織自体の成果がパッとしなくて、危機に立たされていても、そこにいる人の活用の仕方次第で、立ち上がることができる。このように、組織の人を大事にするということは、再生する力を組織が持つことができるということであり、継続することができるということだ。もし継続的な成功を望むなら、人的資源管理は必要な知見だろう

 

 

まとめ
今回は、人的資源管理を三つのステップで紹介した。
これらは、ただ大学で研究しているだけの若者の戯言だと思ってくれて構わない。しかし、この記事から、人的資源って何?もしかして自分にも必要なの?とおもってもらえたら嬉しい。

 

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まこる