D・カーネギーの『道は開ける』を読んで②

 

D・カーネギーの『道は開ける』を読んでいて、まだ半分にも達していないのだが、一章一章ごとにたくさんの学びがあり、時々まとめていこうと思う。

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本の内容をまとめることは、何かみなさんの気づきになればいいなという気持ちと、もう一つは人に伝えるために情報を再構成すると自分の学びにつながるというのがある。

 

ちなみに序文で紹介されていることはこのようなことである。

mmarumaru.hatenablog.com

では、これからは、私たちが悩んだりすることがどんなにばかばかしいことかというものを紹介していこうと思う。

 

目次

1 仕返しは高くつく

2 恩知らずを気にしない方法

3 百万ドルか手持ちの財産か

4 自己を知り、自己に徹しよう

 

今回はこの4章をまとめていく。

 

では

1 仕返しは高くつく

簡単にまとめると、誰かを恨んだり、復讐することは自分を傷つけているということである。よく言われてそうなことだが、誰かを恨んだりすると、自分がその人のことを考え続けることになるので、常にストレスがつきまとう。そのような心理状態では、自分の体に悪影響を与え、その結果心臓病や睡眠不足、血圧の上昇など体にまで影響が及んでくる。なのでこの言葉は、聖人君子を目指せというものではなく、単純に自分の身体のために人を恨むのをやめろということである。

 

シェークスピア

敵のために暖炉を熱しすぎて

おのが身を焦がさないように

という言葉でまとめている。難しいことかもしれないが、その人のことを考えるのではなく、身近な明るい面に焦点を当てて悪いことは忘れてしまえということである。

また、敵にまで思いやりを示すと、その敵がいつの間にか味方になっていることがある。僕も、攻撃的な言葉を投げられることもあり、怒りが湧いてくることもあるが、その言葉を言い換えて何か自分のために有益なものにできないかを考えている。そうしているうちに、自分の解釈を変えることで、その言葉が自分にギフトを与えてくれることがある。その時には、自然と攻撃的な言葉を投げかけてきた人に感謝の念が湧き、その後、僕の心境が変わったことで、仲良くなれることもある。

 

2 恩知らずを気にしない方法

これは、よくしてやったのになんの感謝の気持ちもないと嘆く人に向けて書かれた項目である。人間の本性は、恩を忘れやすいものであり、キリストでさえ、病気を治してやった患者から感謝されたのは、5人中一人だけであった。だから、イエスキリストほどのことをやっていない僕たちは、感謝を期待してはいけないということだった。これが人間の本性だと割り切ると、恩知らずに対して否定的な感情は湧いてこないなと思った。

 

人に愛されるために、誰かに恩を着せる人がいるが、人に愛される唯一の方法は、自分から愛を要求しないことであり、返礼を期待せずに愛情を振りまき始めることだ。とまとめられていた。

この章では、人間としてどんなスタンスでいれば、幸福になれるかを書いてあるが、この見返りを期待しないというスタンスは難しいながらも挑戦しがいのあることだと思う。

 

3 百万ドルか、手持ちの財産か

この章は印象的な話からスタートしている。その話を載せるのは骨の折れることなので、それを表した詩を紹介しようと思う。

 

靴がないとしょげていた。

両足をもがれたその人に

通りで出会うその前は。

 

これは、自分が持っているものを見ようとせず、ないものにばかり目がいく私たちを戒める項目である。僕たちが持っている、両目や両耳、そして、鼻、口、両腕、両足などを売ってくれと言われたらいくらで得るだろうか?例えば、両目を100万ドルで得るだろうか?そう考えた時、私たちはただ生きているだけでお金に変えることができない、財産を持っている。そうだとしたら、ないものに焦点を当て自分の幸福を殺すことはどんなにばかげたことだろうか。というようなことが書かれていた。

この章では、一つの幸福になるために取り組みが書かれていた。

それは、毎朝、自分が恵まれていることを出していくというものだ。そうしているうちに自分がどんだけ恵まれているかを知ることができ、快活に毎日を歩むことができる。

 

最後は

4 自己を知り、自己に徹しよう

これは、自分以外の何者かを目指すことはやめようというものだった。このような言葉もよく聞いたことがあるなという印象であったが、その中で私たちは、他人の良い部分をくっつけて完璧なものを作ろうとしてしまう。しかし、それは大概つまらなく、自分らしさのかけらもない模造品になってしまう。というものであった。僕も、人の良いところや、本のこの項目を自分に取り入れよう。そうしたら完璧な人間になれると考えていた。確かに良い面もあるのだろうが、人の良さはその人らしさやその人の強みから派生している。なので、僕が一番僕の良さを発揮出来るときは、自分らしくいる時なのだ。僕は、自己探求が好きで、今は自分の強みの開発とやりたいことや、やり遂げないといけないことを出している。そうしているうちに、自分が他の誰でもなく、僕でしかないということがだんだんとわかってきた。このような活動を続けていき、自分らしさの探求や自分創りというものをやっていきたい。

 

 

まとめ

これらが今回読んでみて学んだことである。この本で書かれていることは、色々な自己啓発本や悩みに関する本で言われていることかもしれない。しかし、90年ほど前の本であるのに関わらず、本質的なことは今もあまり変わらないので、この本を教養としてまず読んでみて、他の悩みに関する本を読むのはいいかもしれない。

僕は、なんとなく買った本であるが、自分が悩んだと気にとても大きな解毒剤としての役割を満たしてくれる。

 

他にも↓

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今日はクリスマスである。本を読むのが捗る。

まこる