人生に悩んでいるならライフシフトは読むべき

本屋に行くと、未来予想図系の本がどんどん出版されている。

不確定要素がどんどん増えていき、そして情報が早く多く溢れるようになった現代だからこそ、未来予想図系の本が売れているのだろう。

 

僕も、最近ハマっていることは、たくさんの本や情報を集め、それを組みあわせて未来予想図を作ることである。まだ、ぼんやりとかできていないが、後何冊か情報が加われば、僕の興味ある分野に関しては未来予想図が出来上がるだろう。

 

さて、本題だが、リンダグラットン著のLIFESHIFTを読んだ。この著者を知ったのは、ワークシフトという2025年の働き方を書いた本の時だったが、その本もまた色々な視点から未来に関して書いており、僕の大学生活において非常に有益な本だった。この本のことを念頭に置いていると、人と違った決断をするときに、自分の中の未来予想図を当てに考えることができたので、自信を持って前に進むことができた。

その著者が書いたLIFESHIFTと言う本は買うしかないと思い販売してすぐに買った。

 

読み終わってすぐの感想は、まだ完全に咀嚼できてないなっていう思いだった。情報量が多く、新しい視点も増えているので完全に自分の言葉やイメージに落とし込めているかと聞かれたらまだYESとは言えない。しかしこのように、ブログにすることで自分の考えの一部にしていこうと思う。

 

まず、印象的だったのは、無形の資産に関する話であった。

人生を形作る資産は三種類あり、一つが生産性資産、スキルや人脈など自らの生産性を高めることができる資産である。二つ目が、活力資産である。これは、行動する時のエネルギー源になる資産である。気の置けない仲間や、遊び友達、趣味など活力を蓄えるための資産である。最後に、変身資産である。これは、今の自分が脱皮して新しい自分になるための資産である。自分に対する理解の度合いや、多様性に富んだコミュニティー、そしてオープンマインドなどが挙げられる。

 

僕自身無形の資産の重要性は感じていたが、それをこのようなカテゴリーに分けてもらえると理解が深まる。特に印象的だったのは、変身資産という表現である。柔軟でいるために必要なマインドと人的ネットワークが挙げられているが、これらは僕がなんとなく大事だと思いつつ、それを言葉にできていなかった分野である。オープンマインドなどという表現は資産に当てはまるのかという疑問はあるかもしれないが、これらは新しい物事を意味のある解釈をしていくために非常に役に立つ。

 

次に百年スパンの人生を生きる上で、青年期、仕事期、引退期の三つのステージでは成り立たなくなってきているので、第四ステージや第五ステージという考えが生まれるという話が印象的であった。そして、その時新しく現れるものとして、エクスプローラー、インディペンデントプロデューサー、そしてポートフォリオワーカーである。エクスプローラーとは、一定の職や環境に自分を置くのではなく、人生を冒険するように楽しんでいくという生き方のことだ。インディペンデントプロデューサーは、短期的なプロジェクトをしていきながら、お金を稼いでいく生き方で一定の組織にずっと属すわけではなく、プロジェクト単位で考えている。そして、ポートフォリオワーカーは一つのことをやっていくのではなく、人生のある一定の時期にいくつもの活動に参加するような生き方のことを言う。僕は、今一般的には大学を卒業していく年代になっているが、大学院に進学し、もう少し自分自身の知見を広げていこうと考えている。それは、周りの一般的な考えとは少しだけずれているが、それをエクスプローラー期として表現されていて、百年スパンを考えた時に選択肢として上がってくるものと記されていた。

将来は、何度かキャリアの変身を予期していたし、キャリアの途中途中はインディペンデントプロデューサーとして働くことも考えていた僕にとってより自分の考えを裏付けてもらえる部分であった。そして、それは基本的にはポートフォリオワーカーの形をとるだろう。

 

今回は、この無形の資産と、新しい生き方の2軸で考えたが、また考えがまとまったら新しくブログに書くことにしよう。

 

まとめとして、人生設計に迷っている人は、自分の枠の中で未来を考えるのではなく、このLIFESHIFTという本を読んだ後に考えてみてはどうだろうか。

 

まこる