ブログを書く意味とその効果〜15日間で30記事書いてみてわかった記事を書くことの凄さ

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ブログを書き始めて、15日ほど経った。自己に対する解釈がより深まった15日間であった。

 

少し関係ないが、どこにも転載していないのになぜかアクセスが増えるときがある。その時は、素直に嬉しいし、これからも自分の思ったことを文章にしていきたいと思う。

 

今回は、ブログを15日ほど書いてみて、どのような効果があったのかをまとめてみたい。僕が最初ブログを書いた目的は、自分の考えていることが整理できず、むしろ整理できないままの自分の思考をブログで表現してみたらどのような言葉が浮かんでくるのだろうかという単純な興味であった。

 

整理できず、表現の仕方を模索していた言葉たちは、ある程度のつながりを持って存在するようになったし、自分の意思決定をブログに表現することでそこに第三者性へ公言した責任が発生した。あくまで自分の心理的な変化であるが、言葉への責任を取るという行動原理がブログに書くことで生まれたのである。この変化はとても大きい。頭に色々なことが浮かびそれがあっちへこっちへしてしまう僕としては、それを言葉のまとまりとして情報化できるブログは自分の第二の脳みそとして使っているのだが、その言葉への責任という行動原理も生まれて頭だけでなく、行動まで少しづつ変わってしまった。

 

例えば、多くのブログを書く人がブログを書くためにその日の出来事をより面白くするというのがある。その日をただ終わらしてもいいのだが、ブログを毎日書くと決めている人からしたら、何かしらの出来事を綴らないといけない。どうせ綴るなら、面白いことを綴っていきたい。それらの思考回路に多くのブロガーの人々が陥っているだろう。

 

僕はこれを、肯定的に捉えている。それが、その人のやりたいことを前に進めるために何か役割を担っているなら、ブログの使い方としてこれ以上はないだろう。

 

僕が、15日ほど、ブログを書いてみて変わった点は以下のものがある。

 

1 自分のその日の出来事に何かしら意味づけをすることができるようになった。

2 意図を明確に持ってその日の行動をするようになった。

3 自分の将来や今を具体的に考えることができるようになった。

4 書く中で思いつくことをその場で実行するようになった。

5 日々の決断に重みを持って、勇気ある決断を心がけるようになった。

6 自分に対して理解が深まり、自己肯定感が高まった。

 

まぁ、ざっとこのようなものである。

自分に対して15日ほどでこれだけの好転的な変化が起こるなら、もっともっと自分の考えを文章に残していきたい。

 

僕は、すごい内省するタイプの人間である。一人の時間を大事にし、その時間に色々なことに思考を巡らせる。だいたいが、考えれば考えるほど尖った素晴らしい考えになっていくのだが、それを記録することをしてこなかったので、同じことを何度も考え、同じような結論を何度も出すということになっていた。

 

しかし、ただの思考を言葉にするとそれは、情報的な価値を持つ。僕は、情報ならあまり忘れないし、活用方法を考えることができる。そういう人間なのだ。ただのログをブログにするだけで、全く違った景色が見えるのは僕の好奇心をすごいくすぐる。

 

では、15日間で6つの変化が僕に起きたわけだが、それの理由を考察してみる。

 

1 自分のその日の出来事に何かしら意味づけをすることができるようになった。

これに関しては、そのままであるが、例えば、後輩とご飯に行った。という出来事があった時に、それをブログで表現すると、どういう目的で、どんな場所で、どんな話をしたのか、それによってどのような結果が生まれたのかというレベルまで自然と考えないといけない。文章化するということは、物語を作ることのなのだ。自然とただの出来事から、それにはどんな意味があったのかということを考えるようになった。

 

次は

2 意図を明確に持ってその日の行動をするようになった。

これは、先ほど述べたのと重複するが、何をするのかを考えて行動ができるようになった。自然と意味づけを自分でできるようになり、それによって行動を起こす前の段階から、意味づけをして行動できるようになった。行動が終わった後は、後付けの理由になってくるが、行動が始まる前にある程度のこうなっていきたいという像があると、行動の質が全く変わってくる。

 

3 自分の将来や今を具体的に考えることができるようになった。

僕は、基本的には誰かと話す中で自分のことを深めていく。しかし、それは一人でできるものではないのだ。いや、実際にはできるのだが、それだけでは思考の枠を超えず行動に結びつかない。それを文章に表現する前提で考えることで、今までよりもより明確に実際の行動をどう変化させていくかというレベルで考えることができるようになった。今何が起きていて、これから何をしていくのか。どのようにそれがうまくいっていると判断するのか。ブログを書く前には想像もしていなかった。良い変化である。

 

4 ブログを書いている途中で思いついたことをその場で実行するようになった。

ブログを書いていると、その書いている途中に課題の解決策が見えることがある。そして、目標を立てたりしていると、それに対して必要なことが見えたりする。その時は、後回しをするのではなく、実際にその場でやってみて、それらの結果をブログに書くことにしている。行動への移行がとても速くなった。

 

5 日々の決断に重みを持って、勇気ある決断を心がけるようになった。

できるだけ、自分の心に正直にブログを書くことにしている。そうすると1日を振り返った時に、逃げの決断が多かったのか、勇気ある決断が多かったのか、目に見えてわかる。決断経験値の記事でも書いたが、自分の決断に対して責任を取っていく経験を積み重ねていかないと、薄っぺらい、決断できない人間になってしまう。僕は、勇気ある決断をしたい。それをブログを書く中で高めていくことができた。

 

6 自分に対して理解が深まり、自己肯定感が高まった。

これは、自分の考えや感情を言葉にしていく中で、意図していなかった言葉が自分の中から出ることがある。自分のことでも、100%知っているわけではなく、逆にもっと知りたいという欲求が強くなった。それを15日続けていたら、自分の理解がより深まり、それを言語化する能力が高まった。

 

これらが、僕がブログを書く中で感じたことである。

15日という短い検証期間ではあるが、多くのブロガーさんが感じている自分への変化ではないだろうか。

 

僕は、僕のことをもっと知りたいし、世界のことも知りたいし、僕がどのような側面をこの世界で担えるのかを知りたい。

 

思考を言葉に落としていくのは、根気のいる作業ではあるが、その中に芸術的な感性をくすぐる体験が含まれているから、こんだけ楽しくブログを書けるのではないだろうか。

 

まこる